秋山 剛志(Takeshi Akiyama)
パーソナルコーチング事業『ミライジク』代表
20代のビジネスパーソンに向け、「確かなやりがいをもって自らのキャリアを切り拓く挑戦」を後押しするコーチングを提供。
ブログでは「かつてやりたいことも分からずなんとなく生きる自分」を脱却した体験やコーチングの知見をもとに「目標設定・達成スキル」や「対人関係の課題解決スキル」について発信します。
目次
- どんな人でも自然と行動がしたくなる法則
- 成長を促すGROWモデル
- GOAL ワクワクするゴールの設定
- REALITY 自己理解を深め現状を把握
- OPTION 多視点で無限の可能性を発掘
- WILL 確実に行動を起こすための意思決定
- 最後に
20代のビジネスパーソンを中心にサポートしている中で
「行動力を上げたい」
「仕事のモチベーションが湧かない」
というお悩みをいただくことがあります。
お話をもう少し伺うと
「もともと行動力のない人間なんです」
「基本的にどんなことにもモチベーションが低いんです」
というようにお話をされます。
しかし本当にそうなのでしょうか?
ビジネスパーソンの独立や副業、キャリアアップを傍らで支援させていただいているコーチとしての私の見解はこうです。
「そもそも行動力やモチベーションがない人間は存在しない」
■どんな人でも自然と行動がしたくなる法則
少し理論的な話から入ると、
モチベーションの発露にはこのような心理的理論が働いていると言われています。
モチベーションの発露=成果への期待値×報酬の魅力
逆説的に考えれば行動力、モチベーションがないと思い込んでいる人はこの要素が明確でないだけと言えます。
これらの要素を明確にできる正しい目標設定をすることでモチベーションをコントロールし自然と行動力がしたくなる状態を再現することが可能です。
そこでこの記事では上記の理論に則り正しく目標設定をすることでどんな人でもモチベーション高く行動をしたくなる方法について解説していきます。
本記事を読んでいただければ
・行動力を上げて高い目標を達成したい
・毎期の個人目標にやりがいを持って取り組みたい
・部下の目標達成をサポートしてモチベーションの高いチームを作りたい
といったお悩みを解消することができます。
■成長を促すGROWモデル
今回、目標設定に使うのはGROWモデルと呼ばれるコーチングのモデルです。GROWモデルとは各イニシャルの頭文字をとった下記の4項目で構成されます。
Goal(ゴール)
Reality(現状)
Option(選択肢)
Will(意志)
これらの4つのSTEPを明確にしていくことで自発的に考え行動することを養うコーチングモデルです。
今回は各項目の解説をするとともにそれぞれの質問例をご用意しましたので順番に答えていけば必ず自然と行動がしたくなる目標設定ができるように構成されております。
※今回ご紹介するGROWモデルに沿った目標を設定するためのシートを作成しました。こちらに書き出しながら読み進めていただくと理解度高く目標が設定できます。
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■GOAL ワクワクするゴールの設定
この項目ではあなたの目的地を確認していきます。
ここでの目的地とは「あなたが達成したいこと、成し遂げたいこと」を指します。
あなたが「いつかやろうと思っているけど着手できていないこと」や「今後の仕事、生活に間違いなく大切なことはわかっているけど取り組めていないこと」はなんでしょう?
そして「〜すべきだから」や「やらされ感」からくるものではなく、自分が本当に到達したいと思えるゴールを設定することが大切です。
ここで全く検討がつかない場合はこう考えてみるのはいかがでしょう?
この記事を読んで「行動力を上げたい」「モチベーションを上げたい」と思ったのはなぜですか?
「行動力を上げて〇〇したい」
「モチベーションを上げて〇〇したい」
というようにさまざまな動機があったはずです。
まずは解像度が低くても構いませんので仮で掲げてみましょう。
※こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
また、この項目では「達成したい」と思える目標としていくために、達成後の報酬を確認する質問も盛り込んでいます。報酬は目標達成のための動機づけとして大切な要素ですのでじっくりと考えてみてください。
ゴールを設定し具体化する質問は以下の通りとなります。
■REALITY 自己理解を深め現状を把握
ゴールを設定した後に現状を明らかにすることで、ゴールと現状の差分(ギャップ、プロセス)を明確にすることができます。
現状を明確にする際には人、時間、環境などを含めあなたが既に持っているリソースをとにかく書き出してみることをおすすめします。
現状を高く見積もる必要もありませんし、低く見積もる必要性もありません。ありのまま、感じているままに明確にしてみることをおすすめします。
また、イメージがつきにくい場合はゴールを10点とした時の現状を点数化してみましょう。深く考えず、今の現状が何点くらいか直感で決めて大丈夫です。もし質問に答えていくうちに点数に違和感(もっと高いかも?低いかも?など)を感じたらその都度、変更してみてください。
■OPTION 多視点で無限の可能性を発掘
ここではゴールと現状で明らかになったギャップを埋めていくためにできる可能性をさまざまな視点で考えていきます。
あくまで選択肢の可能性を探り、事前に用意しておくための質問ですので「やるか、やらないか」は別として一度アイデアベースで出してみることが重要となります。もしここまでの質問で明確な選択肢が出ていたとしてもぜひその他に10個以上は出してみるつもりで質問に答えてみてください。
■WILL 確実に行動を起こすための意思決定
ここまで質問を答えられた方に向けて最後にもう一度確認します。
今、あなたは「この目標を本当に達成したい」と思っていますか?
もし答えが「NO」なら下記のチェック項目に沿ってもう一度、見直してみてください。
◉目標にしっくり感がないときのチェック項目
✅目標を達成できることにどれくらい確信感がある?(10点中何点くらい?)
✅道筋はどれくらい明確になっている?(10点中何点くらい?)
✅達成後に得られる報酬をどれだけ欲している?(10点中何点くらい?)
全て10点である必要はありませんが明らかに欠けている部分がある場合はその項目をより明確にする必要があります。
目標の下方・上方修正が必要かもしれません。
情報収集が必要かもしれません。
またはまず動き始めてみると次第に達成欲が湧いてくることもあります。
ぜひあらゆる可能性を視野に入れてチェックしてみてください。
■最後に
いかがだったでしょうか?
今回はモチベーションの心理的理論に基づき目標設定するための方法をご紹介いたしました。
余談になりますが私は過去にフィリピンとオーストラリアに二カ国間留学し、大学では観光学を専攻していました。
旅行の経験は人より少しだけ多いであろう私ですが、行先や計画を決めて旅行の目的を果たす旅も好きですし、目的を決めぬまま道のりの新しい発見に身を任せて楽しむ旅も大好きです。
同様に目標も道のりを楽しむための手段の一つだと思います。目標はとても大切ですがその手段だけにとらわれず、ぜひ皆さまだけの楽しみ方を模索し人生という長い旅路を謳歌されることを願っております。
そして、もしその際に「一人で解決するのは難しい」「ストレッチ目標を達成したい」「何に悩んでいるのか分からない」といった場合はコーチングを検討していただけると幸いです。
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