【利用者の声】コーチングを受けて「リーダーシップの向上と主体性が育まれるチームマネジメント」が実現した|永野涼太さん(継続コーチング利用)

キャリアや価値観の多様化が進み「主体性をもつこと」や「自分軸に沿った時間の使い方をする」といった生存戦力が叫ばれる中、『コーチング』も自らの力でキャリアや人生を築いていく力を最大化するサポートの一つとしてアメリカをはじめ日本でも少しずつ浸透してきました。

しかし、まだまだどんなサービスや実態であるのかをご存知の方は少ないのではないでしょうか?

今回は継続コーチングを利用してくださった永野涼太さんが「どのように変化していったのか?」パーソナルコーチングのご感想をインタビューさせていただきました。

この記事では以下のようなご疑問をお持ちの方に参考になります。

・コーチングって実際にどんな人が受けているの?
・コーチングにはどんな効果があるの?
・コーチングはどんなふうに進めているの?

クライアントプロフィール

❙ 永野 涼太 さん
大学卒業後、人材会社にて営業職に従事。
2021年4月福岡支店の店長として九州初となる店舗立ち上げに任命。同年グループ約5,000人の中で個人売上利益の成績や社内貢献度が評価され、年間MVPにノミネート。2022年10月長崎県の支店長を兼任。
趣味は去年結婚した奥さんと清水エスパルスの観戦(プロサッカーチーム)とゴルフ

❙ 「本気で変わる!」に全てを費やした3ヶ月

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ーコーチングを受けたきっかけはなんですか?

まずは会社でコーチング研修を受けたのがコーチングを始めて知ることとなったきっかけでした。ただ社内で行われている研修は1時間だけといった時間的な制約もあったり、「コーチングとは?」というような概念的なものを学ぶだけにとどまっていました。

ただその中でも「コーチングを受けると良さそうだ」という感覚があり、もっと自分を深掘りして考え直すきっかけを作るために今回継続コーチングを受けました。

ー当時の状況や課題を教えてください。

課題は大きく分けて二つありました。

1つ目は「自分自身のスキルにおいてもっとできることがないかな?」と思っていたこと。

2つ目は一昨年に支店長として店舗の立ち上げを経験し、数字の面でもマネジメントの面でも悩むことが増えたことでした。

現在、今の会社で6年目を経験しているのである程度やり方というものが確立されてきています。一方で「こうゆうもんだろう」という先入観も強くなってきている感覚があり、なかなか新しいアイデアが出せなくなっていました。

そんな時に業務の方でも、仕事の紹介をしていた求職者が辞退することが立て続けに起きました。言い回しが「高圧的じゃなかったかな?」とか「本当にやりたいことを紹介できていたかな?」とかこれまで築き上げてきた経験や知識に疑問が生じるようになっていたんですよね。

支店長という立場として現場で指導や指摘をされることもなくなってきましたし、社内では言ってくれる人がマネージャーを含め1、2人くらいしかいないため現状を第3者の目線でフラットに話を聴いてもらえるコーチをつけたいと考えました。

ーマネジメントの部分ではどんなことが起きていたのですか?

自分も少なくとも営業で数字を残してきたので「こうすれば数字が作れるはず」という方程式が自分の中にはあります。

僕がかつて上手くいって成功したことを部下にも教えようとしていたのですが、その伝え方に苦戦していました。

当然チームの雰囲気もその時は殺伐としてました。

僕も部下側だった当時を振り返ってみると上司からの「やらされ」で仕事をしてても楽しくありませんでした。

その時も時間をかけて方針を伝えられれば良かったのですが営業会社というところもあってやはり会社側としては数字を作ることが最優先になります。

そういった上司としての教育と数字作りの両立が難しかったですし、とても葛藤していましたね。

ーコーチングを受ける前の不安や懸念点はありました?

「自分自身を変える」という覚悟と勇気を持つまでに時間がかかりました。

分かってはいるけど自分がやってきたことを自分で否定する可能性もゼロではありませんでした。「今までの自分って何をしていたんだ」「この1年間が無駄だったな」と気づくのが怖かったですね。

ーその不安はどうやって解消したのですか?

過去の自分の過ちを認めることになるかもしれないけど、そうまでしてでも「コーチングを受けてみたい!」「現状を変えたい!」と思うってことは既に次に進む覚悟ができているのだと思います。

解消したというよりは不安がありつつも「変えたい」という自分の気持ちが勝ったと言う感じですかね。

ー実際にコーチングを受けていく中でその不安はどうなっていったのでしょう?

逆に「コーチングをもっと早く受けとけば良かった」という後悔が強くなりました(笑)

支店長に任命され、チームが始まるタイミングで「自分って本当はこう思ってたんだ」という気づきセッションで立てた行動指針があれば「もっと良い時間をメンバーと一緒に過ごせたんじゃないか?」と思います。

ただ、今受けたからこそ気づけたことも多かったでしょうし、不安が後悔に変わり、それが勝手に解消されていったみたいな感じですね。

ー「変化に対する恐怖」はどう受け止めていったのですか?

受けると決めた時点で全てを変える覚悟はしていました。

前提として、コーチングを受けたら「全ての面で自分を変えよう」と思いながら毎回臨んでいたので自分の中でその恐怖や気づきはスッと受け入れられましたし、「決めたことを即実践してみて効果を検証する」これが1番変化という点で早かったですね。

❙ 「どうしたい?」という問いから生まれた部下からのモチベーション

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ーコーチングで得られた変化や実績はなんですか?

例を挙げるとある新卒社員との関わり方や指導の仕方が変わりましたね!その新卒の子は「僕、まだ新卒なんで…」と言うのが口癖の受け身の子でした。

ただ上司の自分は経験則でしか話をできませんが新卒の子は現場にいるからこその意見を持っていますし、その意見こそチームがより良くなっていくために大切なことだと思っていました。

なのでその子には「僕は”自分はこう思う”ってことを全て君に伝えるけど、君が自分の意見を持っていたらいつでも言ってほしい」という前提を根気強く伝えていました。

そうしたら段々と「僕はこう思います」と言う発言が増えていったんです!

社会人一年目の子が責任者に意見を言うのはとても勇気のいることだと思うし、そんな子が意見をくれているのだから「自分もその想いに応えなきゃ」と言う気持ちになってきました。そしたらその子の成績もみるみると上がっていったんです。

その子は結果、会社グループ内の賞にノミネートしたりしましたね!

これは相手の立場や視点を想像しながら会話をすることがコーチングの中で習慣になっていたからこそ、このような関わりが増えていったのだと思っています。

ー他にも印象的な出来事などはありましたか?

今年の1月に入ってメンバーが主体的になってきたことがすごく印象的です。
これまでは自分からのトップダウンで方針を決定していました。また状況報告についても自分から聞かないと話してくれないことも多かったです。

ーその変化はどうして起きたのでしょう?

第三者であるコーチに話を聴いてもらう中で気づいたのですが、自分の先入観を入れないことを意識するようにしてみました。コーチが先入観を入れずに話を聴いてくれると自分の考えに気付きやすくなったり、自発的に発言がしやすくなるのを実感したからです。そんな関わりをメンバーにもしてあげたいと思ったんです。

今までは良かれと思って「こうした方が良いんじゃない?」という指導を多くしていました。もちろん経験の少ないメンバーにはそうした方が良い場面もあるのですが。

しかし、ある程度業務に慣れてきたメンバーは既に自分の意見を持っていたりします。そんなメンバーに自分の先入観や経験則を僕が先に押し付けてしまうとそれが彼らにとっての先入観や正解になってしまいます。

なので一旦「どうしたい?」相手の意見をまず最初に聞く関わり方や会話に変えていきました。

もし、メンバーが「永野さん、これどうしたら良いですか?」と聞いてきたら逆に「〇〇さんだったらどうゆうやり方してみる?」「分からないから聞きにきてくれたと思うけど、〇〇さんの意見を先に聞いてみたいな」と聞くようにしました。そしたら意外と既に答えを持ってるパターンが多かったりするんですよね。あとは上司から「Yes」と言ってもらう安心感が欲しいだけというか。

ーそうしていくことでチームには何が起きましたか?

例えば以前、起きたことでいうと「次月の数値目標を決める」というミーティングがありました。今までだったら数字の内訳や構築を指示していくのは自分の役割でした。

だけどその時は会社から与えられた数字を伝えた上で「じゃあそれを120%に持っていくためにどうすればいいか?」をメンバーに先に問うようにしたんです。

そうしたら「私はもっとこの取引先に貢献したい」「永野さんは以前〇〇の数字を提案されましたが、私は〇〇の数字までいけると思います」とメンバーの本音を初めて聞けました。以前まではてっきり「そんなに数字を負担したくないかな?」というふうに気遣ってた部分もありました。

だけど現場のことは担当者であるメンバーが1番知っているのが当然です。ただそこで私の経験則で目標数値を設定してしまうとそこまでしか頑張れなくなってしまいます。そうやって自分の意見を言ったことで生まれたメンバーのモチベーションは以前とは歴然の差でしたね。

実際に各メンバーが貢献し、数値目標を達成できたことも嬉しかったですがそれ以上に部下がこうやって意見や本音を言ってくれるようになったのは本当に嬉しかったですね。

❙ コーチングは「自分で考えて自分で気づく」ための時間

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ーこれまで挙げてくださった変化はコーチングの何が機能したのでしょう?

メンバーとの関わり方に関して課題が出てきた時にその都度、コーチングでしっくり考える時間を作れたのがすごく大事でしたね。

あとは2週間に1回と言うのもすごく良いタイミングでしたね。ちょうど2週間くらい経つと行動やチャレンジした中にエラーが生まれてきます。

新しい「なんで?」の悩みが出るタイミングでその都度「あの時の課題を話してみよう」となるのが良かったですね。気になったことを気になったままにしない期間が続いていくのが良かったのだと思います。

そもそもコーチングのコンセプトである「自分で考えて自分で気づく」が本当に重要になっていたと思います。今回でいうと「人との関わり方を変えたい」と思ったときに色んな視点の選択肢を考え続けられたのが大きかったです。

やっぱり人には誰しも先入観があるのが自然で「こうゆう人はこうだろう」という決めつけをしてしまっていました。

それでも「それ以外にもなにかある?」とか「その人はどう思ってるんだろうね?」という問いかけでプラスアルファの選択肢を自分で出してあげられました。そのおかげで「こうゆう考え方もあるよな」と相手に対して寛容に関われる自分にも気づけたんですよね。

ーここまで挙げてもらった変化や成果は今後の人生やキャリアにどんな影響がありそうですか?

自分の人生においてこの期間は気持ちとしても変わった部分があります。それは仕事だけじゃなくプライベートの話もたくさんさせてもらったからです。夫婦としての理想の関係性ですとか理想のライフスタイルに関してもですね。

実際にそんな会話を家族の中でもできるようになってきているんです。
だからこそ目標としている役職になるまでに仕事においてのスキルだけでなく単純に「人」ととしての成長も伴ってできるようになりそうだなって思っていますね。

❙ 20代のビジネスパーソンにコーチングがオススメな理由

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ーミライジクのコーチングはどんな人におすすめですか?

身内の話になっちゃいますがうちの会社の新卒社員に受けてもらいたいな。
他の方のコーチングを受けたことがないんで比較が難しいのですが秋山さんは距離感としてもすごく心地が良いので、それこそ20代のビジネスパーソンはとても関わりやすいし話しやすいと思うんですよね。

自分もそうだったのですが社会人1年目の子って基本「YESマン」になりやすいと思ってて。当たり前なんですけど。その時、その時の上司や先輩の考え方が正解や価値観に偏ってしまうことが多いと思うんです。ただコーチとの話し合いを適度に持っていれば自分の意志をしっかりと言語化することができます。

「なんで自分はこの選択をしたのか?」とか「本当はどうしたいのか?」といった答えをあらかじめ明確にしていたら自分の人生やキャリアについて必要以上に悩む人が減るんじゃないかなって思っていますね。

ー最後にコーチの印象を教えてください

コーチ自身もキャリアチェンジを経験していてコーチングをきっかけに挑戦し自分の人生が変わった人だと思ってます。そう言った意味でセッション外でお話をさせていただいた時とかも、やっぱり実体験が伴っていてすごく説得力があった印象です。だからこそ「この人に任せてもいい」という信頼感があります。

あとはとにかく笑顔や笑い声が多かったこと。
コーチングはポジティブなことしか話しちゃいけないという雰囲気がありがちですがそんな明るさもあってネガティブなことも含めどんなことでも言いやすかったのはすごくよかったですね!

ー永野さん、インタビューありがとうございました!
今後の活躍も応援しております!

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コーチプロフィール

|秋山 剛志(Takeshi Akiyama)
パーソナルコーチング事業『ミライジク』の代表コーチ。2021年よりプロコーチとして独立、「ミライジク」を創業。支援実績は100名を超え、現在は20代ビジネスパーソンを中心とした未来に向けた行動変容を促すキャリアコーチングを提供。

大学時代、語学習得を目的としてフィリピンとオーストラリアへ 1年間留学。その留学先のレストランでアシスタントマネージャーに従事。大学卒業後、2018年よりワイン専門商社へ入社。コロナ禍において思うように働けない現状に無力感を感じ、本腰を据えて自らのキャリアを見つめなおす為、コーチングを受ける。その中でコーチの場当たり的な課題解決ではなく根本的な行動変容を促すアプローチと、その変化から生まれた成果に感銘を受ける。その後、自らもコーチングを学び、公私において実践を繰り返す。現在は独立をし、プロコーチとして活動する。

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